Ⅲ-1 縦列/横行の交点戦法
〔1〕基本的なチェック手順
縦列または横行の未確定マスを、1マスづつ交点チェックして、対象のマスに入る確定数字や、 2値マスを検出していくのが基本的な手順です。、以下に、その手順を示します。
①既存数字(確定数字)が4~5個以上の縦列を探す
E列で見つかった例(既存数字:13579の5個)
②E列の残り数字 2468 を記入欄に書出す
■ポイント1 : 残り数字の可視化
③書出した数字、2468を暗唱しながら、E列の未確定
マスを1マスづつ交点チェック
④ブロック内、左右に248がある為、☆=6が確定
■ポイント2 : 残り数字との照合で発見!
⑤確定数字を検出後も、継続したチェックが有効
(↓下図へ続く)
⑥E4=6が確定した為、残り数字から6を消去
⑦今度は、248を暗唱しながら交点チェック継続
→ E6=28、E8=24 の2値マスを抽出
⑧E4=6を起点に縦横チェックを実施
→ ☆=6が確定
①~⑧の手順を縦と横の各列、各行について順に実施します。
〔2〕交点チェックの実践ポイント
実戦の中では、2・3マスの候補数字の扱いが一つのポイントです。縦列または横行の既存数字や残り数字のカウント時、及び、交点チェック時にコツが必要となります。
◆候補数字がある場合の、残り数字カウントと交点チェックの例
◆残り数字のカウント例
5行目は、左中ブロックに1の候補数字がある為、残り数字は6789の4数字とカウントします。
次に、5行目の未確定マスを順次交点チェックし、H5では、上下に678が有る為、☆=9が確定します。
◆候補数字と重った交点チェック例
残り数字は、前図と同じ6789です。今度は、1の候補数字があるC5を交点チェックする例です。
上下に678が有り、残り数字は9ですが、C5には1も入る可能性がある為、☆=19の 2値マスとなります。
上図のように、交点チェックするマスに候補数字が重なっているときは、交点チェクで検出された数字+候補数字が、そのチェック対象マスに入る数字になる点に、注意が必要です。
◆交点戦法の参考例
◆3マスで3数字の、残り数字カウント例
左中ブロックは、○△のどちらかに12が入り、A5~C5は残りの789になります。
5行目の残り数字は3456で、上下に345が有る為、☆=6が確定します。
左中ブロックの789を、仮の確定数字と考えるのがポイントです。
◆見逃し易い、小さな候補数字
8行目の残り数字は、2468。
上方向、ブロック内に246が有る為、☆=8が確定します。
右上ブロックの、候補数字4のPマークを見逃さないのがポイント。