Ⅳ-6 Swordfish

X-Wing の2×2に対し、3×3の格子状に9つの数字が配置される攻略手筋です。

縦列3本に、ある数字が入る可能性が3マスしかなく、そのマスが3行に並んでいるとき、横方向の他のマスからその数字を排除できます。(縦横を入れ替えても同じ)

 

この手筋は、着目数字が3×3=9ブロックの格子状に配置されるものから、3ブロックに縦横圧縮されるものまで、大きく4つのバリエーションがあります。

 

その各々に対して基本型と Sashimi型が有り、Fin付きも含めて、意外と多くの類型を含み、実戦で見つけるのは大変ですが、排除マスが多く有力な攻略手筋です。

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〔1〕Swordfish 9ブロック版

3×3の9ブロックに数字が配置される Sword Fish の基本的な攻略パターンです。

 

  ◆9ブロック版の基本型

 

3択の如意棒のどこに5を入れても、別の2行でX-Wingの形が残るため、灰色マスから5が排除されます。

 

灰色マスのどこかに5を入れたら、2択の如意棒が3本残り、内2本はX-wingの形になり、3本目で矛盾します。

 

3×3の格子状の形は、縦・横方向に数字が最低2個ずつあれば成立し、下図にその例を示します。

最小型は、「2択の如意棒の何処に5を入れても、縦横で重複無く5が3箇所で確定するため、灰色マスより5が排除される」という考え方で攻略できます。

 

Fin(水色)は、どこか1ブロックだけに1又は2個付けることができ、Fin が付いたブロックからのみ、着目数字を排除できます。排除できるマスの数と位置は、Fin が付かない場合と同じです。

 

  ◆9ブロック版の Sashimi型

3×3=9マスの格子状の本来の場所に着目数字が無く、ブロック内で1・2マスづれた位置に着目数字が配置された型を Sashimi Swordfish と言います。(Fin 付きも可)

 

Sashimi型 となった横3ブロックの数字を、全て消去できるマスが排除マスになります。

〔2〕Swordfish 横圧縮版 (Franken Swordfish)

9ブロック形の変形で、3×3の横方向を圧縮して3×2の6ブロックに、9つの数字を配置するパターンです。 (縦横を入れ替えても同じです)

 

2本の如意棒が同じ縦3ブロックに入る変則的な型の為、如意棒が1本の縦3ブロックで2択となる場合に、排除マスの数が9ブロック版に比べて増加します。

 

  ◆横圧縮版の基本型

 

B・G・Iの3列は、5が縦3マスに入り、その3マスは同じ横行に並んでいる為、Swordfish が成立。

 

B列ののどこに5を入れても、別の行で X-Wing の形が残るため、灰色マスから5が排除されます。

 

左図でFin は、5のどこか付ける事ができ、排除マスはFin が付いたブロック内の灰色マスとなります。

最小型②で2・3連の5は、グループ化して1つの5とみなす事で<最小型①>の変形と考ます。右上ブロックの形が変則的な為か、Franken Swordfish という名前が付いています。

 

  ◆横圧縮版の Sashimi型

〔3〕Swordfish 縦圧縮版

9ブロック版の変形で、3段を縦方向に圧縮して縦2段とし、2×3の6ブロックに、9つの数字を配置するパターンです。

 

  ◆縦圧縮版の基本型  

 

B・E・Hの3列は、5が縦3マスに入り、その3マスは同じ横行に並んでいる為、Swordfishが成立。

 

B列のどこに5を入れても、別の行で X-Wing の形が残るため、灰色マスから5が排除されます。

 

下図<最小型>の右下ブロックで5は、2択の如意棒の為、薄緑マスには5が入りません。

  ◆縦圧縮版の Sashimi型

下段の横3ブロックは、縦圧縮の影響で排除マスがかなり変則的になります。Sashimi型のいくつかを図示しますが、まだいろんなパターンがありそうです。

中段の横3ブロックでは、9ブロック版の Swordfish と同様な為、例は省略します。

〔4〕Swordfish 3ブロック版

9ブロック形の変形で、縦・横方向を圧縮してカギ型の3ブロックに、8つの数字を配置するパターンです。縦横圧縮の影響で、Sashimi 型やFin 付きの排除マスが変則的となります。

 

  ◆3ブロック版の基本型

 

H7・8のどちらに5を入れても、別の行に X-Wing の形が残るため、灰色マスから5が排除されます。

 

中縦ブロック列では、如意棒が2本同居するためE列の排除マスが増えています。

 

H5の×マスに5を入れると、中下ブロックで即矛盾が発生するため、このマスに5を入れる事はできません。

Fin は通常1本の如意棒に付きますが、1ブロック内に2本の如意棒が同居するケースでは、上図の様に、2本同時にFin(水色)を付ける事ができます。

 

  ◆3ブロック版の Sashimi型

1ブロック内に2本の如意棒が同居するケースでは、 Sashimi 型とFin 付きの区別が明確ではなく、排除マスも同じになります。