Ⅳ-7 3国同盟

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〔1〕3国同盟の考え方

ブロック内、又は縦列・横行で、3つのマスに入る可能性が有る数字が3つだけの場合、その3つのマスは、3つの数字で占拠され、他の数字を入れる事が出来ません。

 

この、「3つのマスに3つの数字」を3国同盟と言いますが、検出方法によって隠れ3国同盟(Hidden Triple)と、裸の3国同盟(Naked Triple)の2つの種類があります。

 

  ◆隠れ3国同盟(Hidden Triple) 検出方法 : 縦横戦法

真中のブロックで縦横チェックを実施すると、-の3マスに456が入らず、△の3マスだけに456が入る為、△の3マスに、456の隠れ3国同盟が検出されます。

△の3マスのどこかに、456が必ず入る為、△の3マスから、456以外の数字(789)が排除されます。(789が押し出される感じ) そして、-の3マスに、残りの数字789が入ります。

 

<真中のブロック拡大図>

まず、456の3マスが検出されます。

 

456を検出時、候補として789が混じり、456が隠れている様子から、隠れ(Hidden)・・と言われます。

  ◆裸の3国同盟(Naked Triple) 検出方法 : 交点戦法

真中のブロックで交点チェックを実施すると、ブロック内と左右に1~6があり、○の3マスは、789だけが入る為、○の3マスに789の裸の3国同盟が検出されます。

○の3マスは789で占拠され、他のマスには789が入らないため、×3マスから789が排除されます。そして、×3マスには、残りの数字456が入ります。

 

<真中のブロック拡大図>

まず、横3マスの789が検出されます。

 

789を検出時に、検出した3マスに789だけが明に見える為、裸の(Naked)・・と言われます。

 

  ◆3国同盟の攻略への活用

上記の説明はブロック内ですが、縦列または横行での3国同盟では、直線上に3つのマスが並びます。そして、ブロック内と同様に Hidden、Naked の手法にて攻略が可能です。

 

3つのマスには 789・789・789 のように、同じ数字が入るのが基本ですが、78・789・789 、78・89・789 、78・89・79などのように、3つの数字だけで構成されていればOKです。

 

  ◆隠れと裸の3国同盟は、表と裏の関係

上記のように、隠れ3国同盟はそこに入らない数字を見つけ、裸の3国同盟は入る数字を見つける手筋となりますが、どちらの手筋からでも、結果は同じになります。

 

これは、隠れと裸は表と裏の関係にある為です。隠れN国同盟を検出した場合、その裏側の残りマスでは裸のM国同盟が成立しています。(M=9-N-既存数字の数)

 

〔2〕隠れ3国同盟(Hidden Triple)

Hidden Triple は、ブロック内または縦列(横行)で、3種類の数字が入る可能性が、3マスだけに限定される場合に検出され、その3マスから、その3種類以外の数字を排除できます。

 

ブロック内の3国同盟の例

中央ブロックは縦横チェックで、123は△のどこかに入る事が判り、隠れ3国同盟が検出されます。

 

9はE4、E5のどちらかですが、△に123以外は入らないため押し出され、★=9が確定します。

 

ブロック間の3国同盟の例

5行目で123は、橙色マスには入れる事が出来ず、△のどこかにしか入らないため、隠れ3国同盟が検出されます。

 

9はG6・H5のどちらかだが、△に入るのは123だけの為、9が押し出され、★=9が確定します。

 

この図は検出が意外に難しく、見逃しの多いパターンの一つです、

〔3〕裸の3国同盟(Naked Triple)

Naked Triple は、ブロック内または縦列(横行)で、3マスに入る可能性の有る数字が3種類だけの場合に検出され、その3マス以外のマスから、3種類の数字を排除できます。

 

ブロック内の3国同盟の例

中央ブロックは交点チェックで、3マスの○に789の3国同盟を検出できます。

 

そして、中央ブロックの灰色マスから、789の可能性が排除されます。

 

ブロック間の3国同盟の例

E列で交点チェックすると、○の3マスに789の3国同盟を検出できます。

(ブロック内、左右に1~6がある)

 

E列で、3つの○以外の橙色マスから789を排除できるため、☆=8が確定します。