Ⅳ-3 2-String Kite
〔1〕2-String Kite の基本型
如意棒が2本、1つのブロック内に片端同士を共有して、直角方向に結合されるとき、始点と終点の端同士から見える交点のマスから、如意棒の数字を排除できます。
1行目とH列に如意棒が2本、右上ブロックで結合。
1行目のB1・G1のどちらが5でも、B1(○)かH8(◇)のどちらかが必ず5になる為、共通に見えるB8(×)から5を排除できます。
G1(◇)が5の場合に、同じブロック内のH3が消えH8(◇)が5になるのがポイントです。
試しにB8(×)に5を入れたら、B1・H8が消え、右上ブロックで5が2個となって矛盾が発生する事で検証できます。
◆2-String Kite 活用例
1行目とH列の○は、各々どちらかが5になります。(如意棒を2本検出、右上ブロックで直角に結合)
1行目のB1とG1のどちらが5でも、B1かH8のどちらかが5になる為、B8から5を排除できます。
B8から5が排除される為、C7=5が確定します。
◆ 2-String Kite 捜索のヒント
1本目の如意棒を発見したらまず、平行方向にX-Wing、Skyscraperを捜索し、どちらも発見出来なくても、諦めずに続けて、直角方向に 2-String Kite を捜索するのが攻略のコツになります。
〔2〕Grouped 2-String Kite
2本の如意棒の結合部には、如意棒の数字と同じ数字を、余分に1個づつ付ける事ができます。これは、連結部分のバリエーションとしての働きのため、排除マスは基本型と同じになります。
始点と終点のマスを Fin付きにすると、攻略手筋として成立しないため、Fin付きはありません。
1行目とH列に如意棒が2本、右上ブロックで直角に結合されています。
G1・I1と、H2・H3はグループ化して考えます。
1行目のB1とG1・I1のどちらが5でも、B1(○)かH8(◇)のどちらかが5になる為、共通に見える灰色B8(×)から5を排除できます。
◆Grouped 2-String Kite の活用例
1行目とH列に如意棒が2本あり、右上ブロックで結合されています。結合部の○2個は、グループ化して1個と考えます。
B1とH8のどちらかが5になる為、B8から5を排除しB8=7が確定します。
(G1・I1)が5だと(H2・H3)の5が消え、H8が5になるのがポイントです。
〔3〕Kraken Fish
2-String Kite の変型です。直角に結合された2本の如意棒の内、一本目は基本型と同じだが、もう一本の端に X-Wing の形をした塊が付いている場合の手筋です。
◆Kraken Fish の基本
B2が5の場合は、B列の他のマスに5が入りません。
G2が5の場合は、H3の5が消え、その先にある X-Wing の形をした塊が残ります。
B2、G2どちらが5でも、B2と X-Wing の塊から共通に見える2つの灰色×から5が排除されます。
X-Wing 発見♪と思ったら、H3に余計なものが付いていて、諦めそうな時に、もしかしたら役立つかもしれません。
クラーケンは映画にも登場する、凶暴な巨大タコまたはイカのような頭足類です。キャプテン・
ジャック・スパロウも船ごと飲み込まれました。
◆Kraken Fish の仲間?
G2が5の場合は、H3の5が消え、その先にあるX-Wing の形をした塊が残り、B8=7になります。
G2が、5か7のどちらでも、G2かB8のどちらかが7になる為、共通に見える灰色×から7が排除されます。
この形は、W-Wing の仲間が近い感じです。